超漢字に移植した smbclient のβ版を公開します。

smbclientコマンドとは

Windowsのファイル共有に使うSMB/CIFSプロトコルを使って,
WindowsサーバーやSambaサーバーと接続する。ftpのように
ファイル転送(送受信)や,サーバー上のディレクトリおよび
ファイルを操作できる。Windowsパソコンに対してメッセージを
送信することも可能である。 

以下、UNIXエミュレータ環境を入れている人向けの説明で ucli環境での操作を想定しています。

UNIXエミュレータ環境を入れていない人向けの説明は日を改めて書きます。

  1. バイナリ
    • (注: 12月28日にバージョン0.5 を書庫形式にして置き直しました)
    • http://homepage2.nifty.com/1to100pen/btron/smbclient-3.4.3-0.5.bpk の書庫を解凍すると smbclient というファイルが入っていますのでお好みの場所に置いてください。
    • 通常はコマンドパスに置くのがよいでしょう。
  2. 設定ファイル smb.conf
    • /usr/local/samba/lib/smb.conf というファイルを作り「interfaces = xxx」という一行を書いてください。
    • ただし xxx の部分は超漢字マシン/VM環境からアクセス可能なマシン名に置き換えてください。アクセス可能なマシンなら転送相手マシンでなくても構いません。
    • これは最小限の設定です。smb.conf の設定の仕方がわかる人はお好みで適切な設定を追加してください。
  3. 作業ディレクトリの作成
    • mkdir /uetmp してください。
    • これは cli環境から実行したときに用いるディレクトリで ucli環境から使う分には必要ないのですができれば作成しておきましょう。
  4. smbclientコマンドを使ってみよう
    • 参考ページ「SambaでほかのLinuxにアクセスするには」(「Linuxに」とありますが相手が Windows でも同じです)
    • 注意! 現在の版ではパスワードがエコーされて画面に見えてしまいます。バグというか制限です。ごめんなさい。バージョン0.5 からパスワードはエコーされなくなりました。-Aオプションを使うとユーザ名やパスワードをファイルから読ませることができます。
  5. 特徴
    • ucliからだけでなく cliからも使えるように手を入れています。コンソールの cli環境からも同様に試してみましょう。
    • ただし cliから本格的に使うにはいくつか設定/小技が必要になることがあります。それについては「UNIXエミュレータ環境を入れていない人向けの説明」に書きますのですみませんがしばらくお待ちください。